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AF君 16歳 男子 (新規追加)

ワーキング・メモリー・インデックスとは


ワーキング・メモリーの容量は、トレーニング期間中に定期的にいくつかのエクササイズの結果をもとに計算され、ワーキング・メモリー・インデックスとして示されます。ワーキング・メモリーの改善(インデックスの向上)は、トレーニングの開始時に計算されたインデックス(開始時のインデックス)とトレーニング期間中に得た最高のインデックス(最高インデックス)とを比較することで計算されます。ワーキング・メモリートレーニングを完了した人の平均的な改善は23点です。ここで重要なことはインデックスは、ワーキング・メモリーを測定するための手段に過ぎず、日常生活場面で使われるワーキング・メモリーへの直接的なトレーニング効果に対応するものではないということを念頭においていただくことです。

 

AFくんの開始時と最高インデックス

AFくんのインデックスの変化

                   同年齢平均

          開始時  最高数値

10代トレーニング

修了者の平均的伸び

変化

 

AFくんの開始時のインデックスは96点であり、同年代でワーキング・メモリー障害のない子どもと同等であると考えられます。トレーニング期間中にAFくんは、最高インデックスとして141点をマークし、これは、45点の向上となります。これはワーキング・メモリートレーニングを受けた他の人と比べて大変素晴らしい改善であると考えられます。

評価スケールによる保護者の行動アセスメント

トレーニングの前後に保護者が、いくつかの質問に回答することで、AFくんの不注意と多動性・衝動性の程度に減少が見られたかを査定します。その値が小さければ小さいほど、症状がより緩やかなことを示します。トレーニング効果を測定する方法の一つとしては、トレーニング後に記入された行動アセスメントとトレーニング前に記入された行動アセスメントを比較することです。症状の程度がより大きな減少を示しているほど、トレーニング効果が大きいことを示します。保護者の方の回答の変化に加え、トレーニング効果におけるその他の側面、ラップアップ・セッションで示されたAFくんと保護者の方からのトレーニングに対する意見も考慮にいれます。

変化の信頼性を保つために、AFくんの症状の評価は、ワーキング・メモリートレーニングを実施した方々と比較して検討されます。以下の表は、そのグループと比較して決定されたAFくんの症状改善の程度を示したものです。

保護者の方の評価

 

事前

事後

変化

効果

なし

やや改善

改善

大幅な改善

注意

18

16

-2

 

 

 

多動性・衝動性

8

4

-4

 

 

 

 

保護者に記入いただきました事前・事後のアンケートの結果によると、注意においては数値としてやや改善がみられました。また、多動性・衝動性においては明らかな改善が見られます。

 

ラップアップ・セッションについて


AFくんのコメント
「おもしろく出来たし、記憶力もよくなったかも」(ワーキングメモリは記憶へのボトルネックです。トレーニングはこれを改善します。)、「RoboMemoのプログラム中のコメントも結構褒められて嬉しかった」

お母さまのコメント
「結構楽しんでトレーニングをやっていました」「間違えると感情をむき出しにすることもあり、それでもある程度自分の感情を抑えられるようになった」「後半は部活動が忙しくなり、どうしても明日、明後日と先延ばしせざるを得ないこともあったが自らの思いがあったためトレーニングを途中で投げ出すことなく無事最後までやりとげることができた。」

AFくんに見られた効果は、以下の通りです。

  • 記憶力、暗記力の向上(ワーキングメモリは記憶へのボトルネックです。トレーニングはこれを改善します。)
  • 感情のコントロールができるようになり、感情的になることが減った。
  • 数学の暗算がスラスラできるようになった。
  • 忘れ物が少なくなった。