Hさん 22歳 女性

評価スケールによる行動アセスメント


トレーニング前後でのアンケート調査より、Hさんの不注意と多動性・衝動性症状の査定が行われました。その値が小さいほど、症状がより緩やかなことを示します。トレーニング効果を測定する方法の一つは、トレーニング後に記入された行動アセスメントとトレーニング前に記入された行動アセスメントを比較することです。症状減少の程度が大きいほど、トレーニング効果が大きいことを示します。回答の変化に加え、トレーニング効果におけるその他の側面、ラップアップ・セッションで示されたHさんからのトレーニングに対する意見も考慮にいれます。


変化の信頼性を保つために、Hさんの症状評価は、ワーキング・メモリートレーニングを経験された他の方々の変化と比較します。以下の表は、他の18歳以上の方々と結果をグループレベルで比較して算出されたHさんの症状改善程度を示したものです。


 ご本人の評価合計点

 

事前

事後

変化

効果

なし

やや改善

改善 

大幅な改善

注意

23

15

8

 

 

 

  

多動性・衝動性

19

5

4

 

 

 

 

 

ご本人に記入いただきました事前・事後のアンケートの結果によると注意に関しては、大幅な改善が見られました。また、多動性・衝動性においても、改善が見られました。


ラップアップ・セッションについて


トレーニングを終えて、改善は以下の通りです


「これまでの自分と比較して記憶力が大きく改善した。例えば、遭遇した出来事の内容や時期が、いつだったのか思い出せるようになった」

「四方八方まわりからの刺激をシャットアウトでき雑音をカットできるようになった」

「会話の内容がかなり残っている。これは、自分にとってかなり奇跡的であり、その結果スムーズに返答、対応できるようになった。」

「同時に複数のことができるようになった。」

「集中できる持続時間が増した。」

「今までよりも気さくに自然に周囲の人に対応できるようになった。」


トレーニング期間中、コーチとたくさんのメール交換をしてきたと思いますが、その結果、このような嬉しい報告を聞くことができ本当によかったと思っております。