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Eさん 女子 7歳


ワーキングメモリトレーニングの結果報告


Eさん(7歳)は、ワーキングメモリトレーニングを**-** の間に実施しました。また、Eさんは、トレーニングを25回中25回実施しました。お母様 がその間のトレーニングエイドでした。 

Eさんにとっては、30~40分のトレーニングはかなり大変なチャレンジでしたが、お母様のサポートでより集中できる環境の中で、根気強くトレーニングを続けられました。本当に頑張りましたね。修了、おめでとうございます。


トレーニングの結果

Eさんのトレーニング結果は、ワーキングメモリのインデックス、評価スケールによる保護者からの行動アセスメント、そしてラップアップセッションで示されたトレーニング効果の3つの側面から説明することが出来ます。


ワーキングメモリ・インデックスとは 

ワーキングメモリの容量は、トレーニング期間中に定期的にいくつかのエクササイズの結果をもとに計算され、ワーキングメモリ・インデックスとして示されます。ワーキングメモリの改善(インデックスの向上)は、トレーニングの開始時に計算されたインデックス(開始時のインデックス)とトレーニング期間中に得た最高のインデックス(最高インデックス)とを比較することで計算されます。ワーキングメモリトレーニングを完了した人の平均的な改善は23点です。ここで重要なことはインデックスは、ワーキングメモリを測定するための手段に過ぎず、日常生活場面で使われるワーキングメモリへの直接的なトレーニング効果に対応するものではないということを念頭においていただくことです。

Eさんの開始時のインデックスは73点であり、同年代でワーキングメモリにむずかしさのない子どもの平均=62より高いと考えられます。トレーニング期間中にEさんは、最高インデックスとして98点をマークし、これは、25点の向上となります。これはワーキングメモリトレーニングを受けた他の人と比べて大変素晴らしい改善であると考えられます。


評価スケールによる保護者の行動アセスメント

トレーニングの前後に保護者が、アンケートに回答することで、Eさんの不注意と多動性・衝動性の程度に減少が見られたかを査定します。その値が小さいほど、症状がより緩やかなことを示します。トレーニング効果を測定する方法の一つは、トレーニング後に記入された行動アセスメントとトレーニング前に記入された行動アセスメントを比較することです。症状減少の程度が大きいほど、トレーニング効果が大きいことを示します。保護者の回答の変化に加え、トレーニング効果におけるその他の側面、ラップアップ・セッションで示されたEさんと保護者からのトレーニングに対する意見も考慮にいれます。

変化の信頼性を保つために、Eさんの症状の評価は、ワーキングメモリトレーニングを実施してきた他の方々の変化と比較します。以下の表は、お子さんの結果をグループレベルで他の子どもの結果と比べた際に、ありうる変化がどの程度大きいのかを数値的に示したものです。


 保護者の評価


事前

事後

変化

効果








なし

やや改善

改善 

大幅な改善

注意

16

13

 

 

 ○


多動性・衝動性

18

11

 


 

 ○


事前・事後のアンケートの結果からは、注意に関して改善がみられました。また、多動性・衝動性に関しては、大幅な改善がみられるという素晴らしい結果になりました。このような大幅な改善は、バスに乗ったときにより落ち着いて座席に座っていられるようになった、という行動に現れてきたのだと考えられます。


ラップアップ・セッションについて

トレーニングを終えて、インタビューの中でEさんは、「ご褒美のロボレーシングが楽しかった」、「好きだったエクササイズはスタビライザ・デコーダ・小惑星、苦手なエクササイズは回転ドット・回転データリンク・データルーム・入力モジュール」、「シールを貼るのが楽しかった、5コはるとご褒美がもらえたから」、と言っていました。

お母様は、「トレーニング開始時はトレーニングに集中させることが難しかったが、後半ではなんとか集中してトレーニングできた。30分~40分はしんどかった」、「トレーニングを終了して若干子どもの様子が変化してきた、何回も繰り返さなくても指示が通るようになってきた」、などのご感想をいただきました。


トレーニングの目標は次の3つでしたが、

  • みんなのなかでの指示がきけるように

  • 同年代のお友達と楽しく遊べるように

  • 乗り物に乗ってるときは落ち着けるように

目標の3については、バスに乗ったとき座席でのばたつきが減ったとのことです。